岡谷の製糸業は明治・大正・昭和にかけて飛躍的に発展し、日本の近代化を牽引しました。「製糸のまち岡谷」を今に伝える全国でも珍しい博物館です。蚕種・養蚕・製糸に関する機械・器具類や記録資料などを収蔵・展示。なかでも、明治5年富岡製糸場で使われた最初のフランス式繰糸機は日本に唯一現存するものです。また、博物館所蔵資料が、平成19年に経済通産省の近代化産業遺産群のひとつに認定されました。
平成26年8月1日リニューアルオープンし、㈱宮坂製糸所が実稼動しているので、実際の糸取りの様子や機械類の動態展示をご覧いただけます。
コミュニティ・ワークショップエリアでは、まゆ人形やコサージュなどの繭クラフトと小型機織機で手織りが体験できる「まゆちゃん工房」や、おカイコさまの育つ様子や繭づくりの観察ができる「カイコふれあいルーム」などもあります。