特集
素材の良さを引き出した手づくりパンで人気の「ブーランジェリー けろっく」。美しい水と大自然の恵みに魅了されてビーナスライン沿線にお店を開かれたパン職人の原さんに、こだわりのパン作りについて語っていただきました。
フィールドが全然違う。
すぐ近くに大自然がある。
都会で暮らしながらアウトドアを楽しんでいた時とは、自然の恵みというかフィールドが全然違います。スノーボードをやったりとか、山登りをしたりとか、子どもと一緒にビーナスラインの大自然を楽しんでいます。本当にすごくいい場所だなって思います。
大自然に囲まれた八ヶ岳で
お店をやりたいと思うようになった。
僕は広島出身なんですけど両親が長野が大好きで、特にこの八ヶ岳が好きで昔からよく一緒に旅行に来ていました。何度か来ているうちにすごく良い所だなっていう印象が自分の中で芽生えてきて、自分のお店を持つならぜひ八ヶ岳の麓でやりたいなと思うようになりました。
美しい水と自然の恵み、
本当にパン作りに良い場所。
ビーナスラインの特徴は、やはりこの大自然の恩恵です。まず水がすごくきれいで、都会で僕がパン作りをしていた時とは本当に水質も全然違いますし、それだけで美味しいパンができるんです。それに調理パンなどで使っている農作物など、原材料という部分でも自然の恵みがすごく多くて、実際に来てみて本当にパン作りに良い場所だと実感しています。
「ブーランジェリー けろっく」では、一番多いときで80種類近くのパンを作っています。個数で言うと400から500くらいは一日通して作ると思います。焼き上がり時間を皆さん楽しみされていて、その時間に合わせて来られるんです。
ここでしかできないパン作りが僕の夢。
この辺でも地産地消という言葉がニーズとして出てきています。そこに自分なりのパン作りを融合させて、土地に似合ったパン作りができていけたらいいなと思っています。
今まで教えていただいた方々の伝統も受け継ぎながら、自分なりのここでしかできないようなパン作りを目指して、日々様々なことに取り組んでいきたいっていうのが、今の僕の夢でありパンに対する想いです。
原奏平 / 「ブーランジェリー けろっく」オーナーブーランジェ
広島県生まれ。茅野へIターンして店をオープン。「基本を堅実にこなし、素材の良さを最大限に引き出す!」をモットーにパンを作っている。