特集
小さなころから持ち続けていた夢を叶える地として立科を選んだ渡部見さん。立科の自然の魅力やジビエにかける想いについて語っていただきました。
「料理人」は小学生からの夢。
可能性を感じて選んだ土地で叶える。
小学生のときから「料理人になりたい」という夢があって、大学生になったくらいから「宿業もやりたいな」って思ったんです。そういう夢を持ちながらサラリーマンを続けていたんですけど、いざ始めるってときに、一番可能性がある土地は「ここだ!」と思って選びました。
立科の一番の魅力は、やっぱり大自然があるってことです。みんなで守った自然が、身近で触れられる距離に感じられるというのは、とても大きな魅力だと思います。
蓼科に来る前から
ジビエ料理をやりたいと思っていた。
ジビエ料理というのは、世界中いろんなところで食べてきました。蓼科に来る前からジビエ料理をやりたいなっていうのが心の中にあったんです。もっとジビエ料理が普及するように、安価な値段でお客様に提供できるようになればいいなと思って始めました。
解体や管理の仕方は独学。
鮮度の良さが一番の自慢。
まずはいろんな方に教えてもらおうと思って、カナダの鹿解体の達人さんの動画をひたすら見続けました。あとは、信州ジビエガイドラインで衛生管理の仕方などを勉強しながら独学で学びました。鮮度のいいお肉っていうのは代えがたい美味しさがありますので、それが一番の自慢だと思っています。
美味しい立科のジビエが安く食べられる。
そんな時代を創りたい。
お客様から、「想像以上に柔らかくておいしい」と言っていただいているので、自信を持ってお出しできています。この立科町だけで年間300頭くらいの鹿が捕獲されています。その半数でも食肉として提供することが出来れば、価格も抑えて出せるようになると思います。美味しい立科のジビエが安く食べられる、そんな時代を創りたいです。
渡部見 / B&B sora&sora MESHIオーナーシェフ
B&B sora&sora MESHIオーナーシェフ。罠猟ハンター。妻と二人の子どもを自然の中で育てている。IT&脱サラ。念願のペンションと居酒屋を蓼科に開業。またジビエ専用食肉処理施設をつくりジビエや山菜、天然キノコを目玉にした居酒屋料理が大人気。